先日、ラジオで「冬休み子ども科学電話相談」を聴いていたところ、小学生の女の子からこんな質問がありました。
「サカダチコノハナナフシは、なぜ逆立ちをするのですか?」
先生のやさしい回答に女の子も納得!という流れだったのですが、ゆずもちの頭の中は、
そもそもサカダチコノハナナフシってなんだよ!
という疑問でいっぱいになりました。・・・というわけで早速調べてみましたよ!
サカダチコノハナナフシとは
番組の先生によると、サカダチコノハナナフシは、マレーシアにいる大きな昆虫なのだそう。その大きさがわかる動画がありました。
Heteropteryx dilatata
・・・でかいな、おいっ!!
サカダチコノハナナフシは、大きいものだと200mmを超えるのだそう。それにしても大きいですね。
ちなみに巨大になるのはメスです(オスは小さい)。
身の危険を感じると逆立ちする
さて、サカダチコノハナナフシは、なんだか二郎系の呪文みたいな名前をしていますが、おおざっぱにわけると「サカダチ コノハ ナナフシ」となります。
身の危険を感じると逆立ちをすることから、このような名前になったといわれています。逆立ちすると、後ろ足で威嚇してきます。
Heteropteryx dilatata attack
ちょっと意味不明なポーズに見えますが、後ろ足を「くわがたのハサミ」と考えるとわかりやすいかと思います。
くわがたは頭側にハサミがあるけれど、こっちはおしりというイメージですね。
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はさまれると痛い
さて、このサカダチコノハナナフシの後ろ足ですが、威嚇するだけでなくはさむこともあります。
昆虫写真で有名な海野和男さんが、後ろ足にはさまれている動画があります(笑)。
0:55~あたりからはさまれていますよ!
サカダチコノハナナフシの威嚇 Defence behaviour of Heteropteryx dilatata
トゲトゲがついていて、かなり痛そうですね(笑)。
こちらはさらに強烈です。
Heteropteryx dilatata – obrana
実は「妖精さん」だったサカダチコノハナナフシ
サカダチコノハナナフシは、英名では「Malayan jungle nymph」といいます。
「nymph(ニンフ)」はギリシャ神話に出てくる精霊、妖精の一種のことです。
・・・妖精(笑)。
まとめ
サカダチコノハナナフシは、漢字で書くと「逆立木の葉七節」なのだそう。ちなみに、
「ナナフシ」とついていますが、種類としては「コノハムシ」に近いそう。いろいろ複雑な昆虫ですね。