銀行やお店などでお金をのせるトレイ、これってちゃんとした名前があるんですね。
これ、カルトンというのだそうです。
というわけで、今回はお金をのせるトレイ「カルトン」についてです。
カルトン
さて、この「カルトン」ですが、分類としてはトレイの一種になります。
トレイとは、ものを入れる浅い容器のことで、お盆もこの仲間になります。で、この中で特に支払いに使われるものを指して「カルトン」というのだそう。
つまり、トレイの一種だから「トレイ」と呼んでも間違いじゃないわけですね。
カルトンの呼び方
カルトンには、いろいろな呼び方があります。
メジャーなところでは、「釣銭トレイ」「キャッシュトレイ」「コイントレイ」といった呼び方があります。
そのほか、「つり銭受け」「会計盆」という呼び方も。特に木製の場合は「会計盆」という呼び方がしっくりくる気がしますね。
カルトンの由来
「カルトン」は、もともとはフランス語なのだそう。厚紙やボール紙のこと、あるいそれらでつくられた皿のことを指す言葉です。
ちなみに、カルトンの中についている人工芝みたいなギザギザは、お釣りをとりやすくするためについているのだそう。
このギザギザがついていると、何もついていないものに比べて、スッと取れるというわけですね。
ギザギザだけのものの名前
ちなみに枠がなく、ギザギザ部分だけの商品もあります。
こんな感じのマットですね。
これも支払いの際に使われるものですね。これは「キャッシュマット」といいます。
もうひとつのカルトン
さて、お金を置くトレイとして紹介してきたカルトンですが、それとは別に「カルトン」と呼ばれるアイテムがあります。
それは画材の「カルトン」です。
画材のカルトンにはいくつか種類がありますが、代表的なのは2枚1組になっているものです。
絵を描くときには画板になり、描き終わったらはさんで保管することができるというアイテムです。
まとめ
今回は、銀行やお店でお金やおつりをのせる入れ物「カルトン」についてでした。
しかし、正式名称が「カルトン」でも、広く使われているのは「トレイ」のほう。お店で「お金はこのカルトンに」なんて言われたらびっくりしちゃいそうですね(笑)。