先日、お店でカレーを頼んだところ、こんな容器に入ってきました。
これに入ってくるだけで、なんだか得をした気分になるのですが、みなさんはこれ、なんて呼んでいますか?
今まで「魔法のランプみたいな入れ物」とか「アラジンみたいなの」と呼んでいたのですが、調べてみたところ、大ハズレでした(笑)。
この入れ物には「グレイビーボート」という名前がついています。
ちなみに、ソースボート、ソースポット(カレーポット)ということもあるとのこと。
というわけで、今回はグレイビーボートについてです。
カレーを入れる魔法のランプみたいな容器「グレイビーボート」
さて、この「グレイビーボート」ですが、実は生まれも育ちも、カレーの本場・インドとは全く関係ありません。
それどころか、インドでは使う習慣もないとのこと(笑)。
グレイビーボートの発祥はイギリスで、ソース入れとして生まれました。
ソース入れとして生まれたグレイビーボート
グレイビーポットは、イギリスでグレイビーソースを入れる容器として生まれたのだそう。
グレイビーソースとは、肉汁をもとにつくられたソースのことです。それ用の入れ物として作られたのが、はじまりだったんですね。
で、グレイビーボートの「ボート」は、海や川で乗る「ボート」のこと。あれに似ている!ということでボートとついたそうです。
こうして見ると、たしかにボートっぽいかも(笑)。
カレーに使われるようになった経緯
さて、このグレイビーボート、なぜカレーに使われるようになったかということですが、けっこう単純な理由です。
カレーを入れたら、雰囲気がよかったから。
たったこれだけです(笑)。
おいしそうにみえる、上品そうにみえる、高級感があるようにみえる・・・そうした雰囲気のよさから、カレーに使われるようになり、広まっていったそうです。
確かに、あの容器に入っているとおいしそうにみえますねー。
カレーをすくう「おたま」みたいなもの
ちなみに、グレイビーボートと一緒に出てくる「おたま」みたいなものにも名前があります。
こういうのですね。
これには「ソースレードル」という名前がついています。グレイビーレードルともいいます。
スプーンよりも大きめなのが特長ですね。
まとめ
今回は、カレーを入れる魔法のランプみたいな入れ物についてでした。こうしたアイテムを使うと、自宅でもお店気分が味わえそうですね。レトルトのカレーでも高級感が味わえそうです(笑)。