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【えっ、何で!?】チワワなど小型犬でも警察犬になれる理由

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時々、「え、こんな犬が警察犬に!?」というニュースを見ることがあります。

たとえば、昨年はこんな犬たちが警察犬になりました。

画像引用:北海道警伊達署:警察犬に小型犬ばかり4匹 – 毎日新聞

 

柴犬とパピヨンたちです。

また、2011年にはロングコートチワワの警察犬も誕生しました。

画像引用:チワワの「桃」巡査が出場| 四国新聞社

災害などの捜索活動に携わった桃ちゃんですね。

警察犬というとシェパードなど大きな犬のイメージがありますが、実際は小さな犬たちも警察犬になっています。

というわけで、今回は警察犬の基準についてみていきます。

警察犬にはどんな犬がいる?

まずは、警察犬にはどんな犬がいるのかみていきましょう。

日本警察犬協会では「警察犬指定犬種」として次の犬種を指定しています。

  1. シェパード
  2. ドーベルマン
  3. コリー
  4. エアデールテリア
  5. ラブラドールレトリバー
  6. ボクサー
  7. ゴールデンレトリバー

の7種類です。

この中には、柴犬やパピヨンといった犬は入っていません。

・・・実は警察犬には、これとは別にもうひとつの枠があります。

警察犬には2つのタイプがあります

警察犬には次のような分類があります。

警察犬は、各都道府県警察が飼育管理し訓練をしている犬と、一般の人が飼育管理し訓練をしている犬とがいます。

前者を直轄警察犬と言い、後者を嘱託警察犬と言います。 引用:日本警察犬協会

このうち、一般の人が飼育管理をする「嘱託警察犬」は指定犬種以外でもOKというきまりがあります。

つまり、冒頭で紹介したチワワやパピヨンや柴犬といった面々は、この「嘱託警察犬」にあたります。

ニュースでもよくみると「嘱託警察犬」と紹介されていますね。

嘱託警察犬になるには審査があります

さて、この「嘱託警察犬」ですが、どの犬でもなれるわけではありません。

日本警察犬協会のサイトをみると、審査会がある旨が書かれています。

嘱託警察犬は、各道府県警察が毎年、審査会を行い、嘱託する警察犬を選考し指定をしています。 引用:日本警察犬協会

試験内容は県警によって違いがありまですが、たとえばこんな感じで審査をします。


山口県警の嘱託警察犬審査にフレンチブルドッグとジャックラッセルテリアが初挑戦

動画をみると、相当な難関であることがわかりますね。こうした技術をみつけるのに、専門の訓練士にお願いすることも多いのだそう。

こうした審査に通った犬たちが、嘱託警察犬として採用されるわけですね。

今回紹介したほかにも、ミニチュア・ダックスフントトイプードルも採用されたこともありますよ。

まとめ

小型犬が警察犬になれるのには、こんな理由がありました。

ちなみに日本の警察犬は、直轄が多いのかと思いきや、嘱託警察犬が大部分を占めるのだそう。これからもいろいろな犬が警察犬としてデビューするかもしれませんね。

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