先日、Amazonをみていたら、かわいいカスタネットをみつけました。
叩くのがかわいそうなカスタネットですが(笑)、レビューをみると「たのしんでパンパンたたいています」「音は意外なほどしっかり鳴る」など、なかなか好評の模様です。
叩くと目が動くそうで、ちょっと残酷な気がしますが、ほとんどのレビューに「かわいい」と書かれています。みなさん、なかなか残酷です(笑)。
ちなみにサイズはこんな感じ。
画像引用:ZEN-ON
こ、こりゃかわいい!人気があるのも頷けますね。
で、カスタネットのことをもっと知りたくなって、いろいろ調べていたのですが、カスタネットって奥が深いんですね。
というわけで、今回はカスタネットについてです。
カスタネット
さて、カスタネットですが、最もよく知られているのはこのタイプだと思います。
2色で構成されたものですね。このタイプのものは、正式には「教育用カスタネット」といいます。幼稚園や保育園、小学校などで使われるタイプのものですね。
で、本格的なものになると、デザインがずいぶんと変わります。
このタイプのものは「フラメンコ・カスタネット」「プロフェッショナル用」などと呼ばれ、より高度な使い方ができます。
圧巻なのはこの動画。カスタネットの世界最高峰といわれる「ルセロ・テナ」の動画です。1:10~あたりから超絶な演奏がみられます。
どうやったらこんなふうになるんだよ!というぐらいにすごい演奏ですね。
調べてみたところ、本格的に使う場合は、片方に低音カスタネット、もう片方に高音カスタネットをつけて使うのだそう。左右の手で別々の役割があるということですね
日本におけるカスタネット
さて、日本におけるカスタネットですが、最初につくられたのは「ミハルス」と呼ばれるものです。
画像引用:音楽よしなしごと
スペインのカスタネットをもとに開発されたもので、木の板を蝶番でつないでつくられています。「ミハルス」の由来は、考案者の名前から。考案者した舞踏家「千葉みはる」にちなんだものといわれています。
こうしてみると、けっこう小さい感じです。
画像引用:音楽よしなしごと
ミハルスをもとに、教育用カスタネットが誕生
現在の「教育用カスタネット」は、上のミハルスと、本家のカスタネットをもとに、プラス白桜社が開発したといわれています。
一時は「教育用カスタネット=ミハルス」と言われたこともありますが、今、知られている教育用カスタネットは、ミハルスとは別物ということですね。
まとめ
何気なく興味を持ったカスタネットでしたが、奥の深さにびっくりでした。あと、調べている過程で知ったのですが、柄のついたカスタネットもあるのですね。
なんだかじわじわきますね、これ(笑)。